学びたい。学びたくない。
何か知らない事を知るのは喜びだった。
今、私は学びたい事が沢山ある。
調べ方も知っている。
でも、学ぼうとしていない。
携帯で検索する以上のことをしたくない。
軽い文章を消費して、時間を浪費している。
学びたい思いはある。
行動は学びたくないことを示している。
体を起こすのは億劫で、
頭にはずっと靄がかかっている。
私はこれが気のせいだと知っている。
薄いベニヤの壁が一枚、私の周りに張り付いている。
叩き破れば次の世界に行けるのに、
私は小さなささくれと、
外の風とが怖いのだ。
さぁ、蹴破れと思った時には、いつも夜。
私はいつまで壁の中にいるのか。
次の世界に行かなければ、ただ流されて行くのに、
私は流れに立ち向かう勇気が無いのだ。
何者かになろうとすると、
キリキリと胃が痛む。
成長とは、
自分へのタグ付けとは、
こんなにも恐ろしいことなのだろうか。
こんなにも覚悟がいるものなのだろうか。