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who are you?

自分が何者かになっていく過程の記録。題は梨木香歩著裏庭の中の台詞から。

無力感と、虚構の世界

たまたま見た震災特集で、就活がために震災を振り返らねばならなくなっている震災遺児の大学生を特集していた。
彼は充実した毎日を送ろうとして、実際に送ってきた。
それでも、振り返らねばならない時も、そりゃあるんだと思う。

でも、きっかけは就活じゃなくて良いじゃん、と思った。
過去を振り返らせる就活、もうやめたらいい。
未来を語らせるのに、全部変わればいい。
その上で、自発的に振り返るのは仕方ないと思うけど、そこには自由度があるべきだと思う。
演出の問題かもしれないけど、彼は、あんな風に振り返るべきじゃなさそうに見えた。

 

何もできなくて、パソコンの前でただ呆然としていたあの日から6年。
東北との関係性もできたけど、それでも何もできないままの6年。

あの日は、今日みたいにやたらと晴れて、日差しが暖かくて、平和だった。

目の前の現実も、画面の向こうの現実も全部嘘みたいだった。

 

あれから、たくさんのことがあった。

わたしは無意識に、選択基準を変えた。

信じられないくらい、行動力を発揮した。

結果、今、楽しく生きている。

でも全てが、今でも、なんだか嘘みたいだ。

全部、嘘みたいなんだ。

 

あの日が来なかった今の方が、本当の自分なきがする。

結局無力であることだけが、変わらず今ここにある。