捨てられない教科書
大学に入ったとき、数学と物理の教科書を処分してしまっていてめちゃくちゃ困った経験がある。
処分と同時に頭から知識が抜けたのだ。
そもそも、暗記できないので、重要な公式とかをすぐ振り返れるように場所を覚えていたのだ。
その振り返り先がなくなってダメになった。
今日は蔵書チェックをした。本が入りきらなくなっていたから。
アプリで読み込んで、数えたら84冊だった。何冊かデータが出てこなくて読んでないから実際は90近い。結構あった。
結局毎月送られてきていた学会誌を処分したら、きちんと収まった。
蔵書の3分の一くらいが教科書だ。
英語と、大学専門の苦手教科が残っている。あと、高校で買わされた辞書類。
教科書は高いというのもあるが、とにかく捨てられない。読みもしないのに。
結局私は、特に自分に知識を身につけられずに通り過ぎてきたんだろうな、と思う。
でも、身につけたかったんだろうな。
今でも、本当は身につけたいんだろうな。
でも怖いんだろうな。
無意識の中では。
本棚は自分の心を映す。
積極的に色々学んで、あー、もうこれはいいや!大丈夫!と思って手放せるようになりたい。