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who are you?

自分が何者かになっていく過程の記録。題は梨木香歩著裏庭の中の台詞から。

卒業にあたって。進学理由を振り返る。

今日で卒業です!(実感ない)
小学校から数えて21年の学生?生活も今日で終わりです。いやー、長かった。さすがに長かった。親はどんなに肝が冷えたろう。想像を絶するわ(他人事)。

片付けのために、今後もちょいちょい学校に出没はしますけどね。(だから実感ない)
卒業式も出ませんけどね(さらに実感ない)

こんなに学校に居続けてしまったのは、祖父母の話を聞いていたせいだ、というのがいちばん大きいです。

祖父は、大正生まれなのにちゃんと高校を出た(旧制中学?)というのに自信を持っていたらしい。早くに亡くなって、私の記憶には殆どいないけれど、周囲の人の言い伝えで祖父の影響をたーっぷり受けて育った私は、学校に行くのは良いことだ!(無条件に)と思って育ったのでした。

祖母は女学校通いだったし、針仕事のお勉強がメインだったみたいだけど、それでも学校で一番の腕前だったらしい。そんな祖母は、「ばあちゃんは勉強する人が好きだよ」と事あるごとに言っていた(今思えば、ただのノロケだったのかもしれん)。近所の息子さんが国立大学に受かったと聞いて、喜んで、尊敬して、感動を持って私に話してくれた。だから、よい学校に行けば喜んで貰えるのかなーと思って育った。

もう1人の祖父は、大学に行きたかったけど、お兄さんがすでに進学していて家庭環境的に諦めたと言っていた。それでも彼は本が好きで、本だけは買ってよいと言うのが曽祖母の教えで、よく勉強をしていた。今でも、ニュースを見てすごく的確な解釈を述べられる。この人が悔しそうに行きたかったと語った場所とはどんなところか。

もう1人の祖母も大学に行けなかった口だ。高校の先生は進学を勧めてくれたそうだが、女だし裕福でもないしやめたそうだ。すこし、寂しそうにその話をしていた。

これらを聞いて、さして裕福でも、超優秀でもない田舎の女のわたしが、贅沢に進学するとは何事か!と思う事も出来た。早く社会に出た方が、祖父母を安心もさせただろう。

しかし、総合して、私は、
学べる環境にあるのに、学ばないとは何事であるか。
という価値観を形成するに至った。

この人達が汗水垂らして作り上げた、贅沢できる国、日本で生まれたのだ。正当に贅沢しなければ、すべての人の努力を無下にする事になる、と。(賛否両論あると思うが)

あと、学問だけは、無駄にならないと思った。
投資と言っていい贅沢。

結果、借金をして、若さを食いつぶして、ここまで居座りました。
きつかった!でも楽しかった!
借金でこれからもきついけど、気にしないもんね!
微塵の後悔もありません。

1人目の祖母が進学してすぐに亡くなってしまったので、報告できないのは悲しいです。
さらに、進学を応援してくれた恩師も亡くなって、本当に報告できないのもつらいんですが。

思えばこの2人が居なくなって、かなり心折れた時期もありました。

マジで卒業までこぎつけれてよかった…引っ張ってくれた上司に感謝です。

卒業式には出ませんが、しっかり証書は受け取って参ります。
これからは、この贅沢を世の中に還元しなくちゃなぁと思います。もちろん、わたしも贅沢をしながらね。