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who are you?

自分が何者かになっていく過程の記録。題は梨木香歩著裏庭の中の台詞から。

地元に帰りたい話をしたら地元の親に止められた件

急に父から電話がきて、せっかくなので、今、気になっている事を聞いてみた。


今地元で求められてる技術とか、サービスってどんなものがある?


地元に帰りたくても職がないのである。だったら起業かフリーランスでなんかできるようになるっきゃないわけだ。軽い気持ちでニーズを探ってみたわけだ。


父は経営者だったが、ちょっと前に会社をたたみ、やっとかっと再就職した口である。よって、割と正確な視点で非常に辛口なご意見をいただけるとは期待していた。





結論


何も求められてない


だった。




人が、いないのだ。

いる人には、金も時間もない。

誰か帰ってきても仕事がない。


仕事がないから人が減り、人が減るから仕事が減る。

この極限状態に、もう既に達している。


だから、何を入れてもダメだし、何かを入れる余裕はないよ。と。


何よりも父の手取額聞いて事の重大さを思い知ったのだった。働き盛りの青年でも同じくらいらしい。ぞっとする。とても家族は養えない額だ。


そして、地方からはだれもいなくなる。


だから父は、帰ってこない方が良いよと言うのであった。老後の面倒みろなんていわないからさって。


正直、親の老後の面倒見る気はないよ。ボケないように活動して、寝たきりならないように体鍛えてくださいとおもっている。その方が、私なら幸せだ。


しかし、

都会にいた方が、人と会うからボケないかもねー。

という、コメントに打ちのめされたのだった。父ちゃん、引っ越したい?娘にその力はまだないですよ。


しかし、住人がその地を見放したら、誰がその地を守り育てるのだろう。

何十年もかけて、私達は都会に憧れ、都会に出て、学び、仕事に就いた。毎年、みんな、いなくなった。

それが続くわけなかったのにね。


シャッター街が取り壊されて、シャッター街ですらなくなりそうなどうしようもない街を、それでも私は好きである。

まずは出身者が帰らなくて、誰が他にやってくるというのだ。


これから世界中でおこる、こんな事例に対処できる方法を、私はみつけなきゃいけないのかもしれない。


田舎を都会にするつもりもないし、下手に観光地にするつもりもない。


ただ、それなりに楽しく生きて行ける場所として持続させたい。


地元に帰ることを止めた父は、それでも私が納得する道を選べといってくれた。有難かった。


私が地元で生み出すべきは、仕事と、お金と、心の余裕と、希望だ。


幸いにも何もないのだ。なんでもできる。何かしら外貨を稼ぎ、それを地元で使う事ができればよい。そして、人が働けるようにすればいい。ちょっと働きに行きたいかもって思わせれば良い。


前途多難。でも、ワクワクできる壁である事を再認識できた。


父には感謝です。